皆さんは資産運用を行う上で、確定拠出年金のポートフォリオ(資産配分)について見直しをしているでしょうか。

そういえば確定拠出年金って給料から天引きされているけど、どんな商品を買っていたっけ?

そもそも確定拠出年金って何なのかよくわかっていない…
そんな方に向けた記事になってます。
確定拠出年金とは?

敵を知らずに戦はできませんので、まずは定義から。
- 確定拠出年金とは
- 加入者やその勤務先企業が毎月一定額の掛け金を積み立てる年金制度
- 将来受け取る年金は積立金の運用実績によって変動(=自己責任)
- 原則として10年以上掛金を積み立てて、60歳以降、年金として受取可能

運用は加入者の自己責任で行うというところが特徴ですね。
そして確定拠出年金には、企業型年金、個人型年金の2種類があります。
- 確定拠出年金の種類
企業型年金 | 個人型年金(iDeCo) | |
---|---|---|
加入対象者 | 企業型年金の実施企業に勤務する従業員 | ・自営業者等・厚生年金保険の被保険者 ・公務員や私学共済制度の加入者を含む ・専業主婦(夫)など |
掛金の拠出 | ・事業主が拠出 ・規約に定めた場合は加入者も拠出可能 | ・加入者個人が拠出 ・企業は拠出できない |
サラリーマンが給料から天引きされているのは企業型年金ということになりますね。
また、加入者の掛金は全額所得控除(小規模企業共済等掛金控除)となります。
つまり、天引きされた分は所得税を計算する上で対象外となるので、税制メリットに非常に優れている制度です。
確定拠出年金のポートフォリオを見直してみよう!

上手く付き合うことができれば人生の最良のパートナーとなる確定拠出年金。

加入時によく分からず選択した商品をそのままにしていませんか?
何を隠そう、私もその一人でした。
たとえば定期預金を選択していた場合。
拠出されたお金は全く増えることはなく、そのまま60歳になって戻ってくるだけです。

そのまま戻ってくるなら損をしていないのではないか…?

それはインフレリスクを考慮できておりません。
例えば、現在りんご1個が100円で買えるとした場合、インフレが進んで10年後に1個200円となったします。
この場合、日本円の1円あたりの価値は半分になってしまうことを表しています。
このため、ただただ定期預金として積み立てるのもリスクがあると言えるのです。
20年、30年とドルコスト平均法で長期で積み立てることを考えれば、海外株式インデックスファンドや日本株インデックスファンドなど、リスク資産に積極的を組み入れる勇気が必要です。
株式に変えるのは勇気がいるという方であれば、債券に変えることでインフレリスクを低減することができます。

私は、昨年から確定拠出年金の商品を海外株式インデックスファンドに100%に変更した結果、40%程度の含み益が上げることができています。
資産運用はあくまで自己責任です。
ただし確定拠出年金は積み立てたお金が非課税になる税制メリットがありますので、一歩踏み出す勇気を持ちましょう。
確定拠出年金の資産額を管理する方法

確定拠出年金は、各投信会社のWebページなどで管理することができます。

商品の入れ替えはそのWebページで行いますが、資産配分を一度見直した後はあまりいじることはないと思います。
その代わり、資産額の推移については気になるものですよね。
そんな方は、マネーフォワードMEで確定拠出年金の資産管理状況を連携することをおススメします。
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- 銀行口座やクレジットカード
- 電子マネーに証券口座
- ECサイトやポイントなど
マネーフォワード自体を使っている方は多いと思います、確定拠出年金について連携できることについてはご存知だったでしょうか?

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