SEの仕事はやることも覚えることも多くてきついワン。
明日の朝起きたら周りの先輩と同じくらい頼られるSEに生まれ変わっているような、夢のテクニックはないだワンか?

こんな方に向けた記事になっています。
結論としては、残念ながらそのような夢のテクニックはありません。
今からお伝えする3つの秘訣を胸に、日々の仕事を楽しみながら、できることを少しずつ積み上げていきましょう。
ひたすら量をこなす

早く戦力になりたいけど右も左もわからない、どうしようだワン・・・

紛れもなく私もその一人でした。
SEの仕事は派手ではありませんが、小手先のテクニックが通用しない分、目の前の仕事を実直にこなして行くことで着実に成長することができます。
あなたが今、お客さんからの問合せや作業依頼に対して一人で対応できず、ほぼ全ての案件について先輩や上司に相談して指示をあおっていたとします。
分からないのであればそれでいいのです。
なかには一人で抱え込んでしまって消耗してしまう人もいますが、まずは自分で考え、それでも分からなかったら遠慮なく周りに協力を求めましょう。
周りの先輩や上司は、悩めるあなたのためにきっと助けてくれます。
周りに支援をしてもらいながら仕事の数をこなして行くうちに、あなたの脳みそにノウハウとして蓄積され、気づくと「コレはこのパターンだ」と独りでに体が動くようになります。
お客様からの問合せや作業依頼に対して実直に取り組み、お客様から感謝の言葉をいただいたとき、「この仕事をやってきて良かった」と私は初めてやりがいを感じました。
徐々に対応できる幅が広くなっていくと、SEの仕事は楽しくなりますよ。
広く浅く学習する

業務だけでは知識が偏ってしまうため、IPAの資格試験を通じて広く浅く学習することが大切です。
よくあるのは、いきなりプログラミングなどの特定の分野だけ深く学習しようとする人です。
確かに今後あなたが特定の分野でのみ活躍したいのであれば良いのですが、最初から分野を絞ってしまうのはあまりおススメできません。
他の分野であなたが将来活躍する機会を失ってしまい、将来のキャリアを限定してしまう可能性があるためです。
IPA試験の種別としては基本情報技術者試験に是非チャレンジしてみてください。
ITパスポート試験は営業職で受験する方も多いので、SEとしては基本情報技術者は持っておきたいものです。
合格後は応用情報技術者試験にチャレンジし、最終的には以下9つの分野に分かれた高度試験に挑戦する道が開けていきます。
- ITストラテジスト試験
- システムアーキテクト試験
- プロジェクトマネージャ試験
- ネットワークスペシャリスト試験
- データベーススペシャリスト試験
- エンベデッドシステムスペシャリスト試験
- ITサービスマネージャ試験
- システム監査技術者試験
- 情報処理安全確保支援士試験
もし仮に落ちてしまったとしても誰にも迷惑はかけませんし、試験勉強したあなたの経験は無駄になりません。
肩の力を抜いて、ドラクエに例えるならばスライム、メタルスライム、メタルキングと徐々に強敵に挑戦するイメージで、ゲーム感覚でトライしてみましょう。
https://meruri.net/2020/08/30/shikaku-kihonjyouhou/
半歩を踏み出す

スキルアップできそうな仕事のチャンスがあったけど、私がやりますと言えなかったワン・・・

それでいいのです。
もしやると言って中途半端な仕事をしてしまったらどうしようと不安になるのは、むしろあなたに責任感がある証拠です。
そんな時は一歩は無理だとしても、半歩でいいので踏み出すようにしましょう。
例えば、打合せがあったら進んで議事録を取ったり、分からないことがあれば素直に質問してみるといった具合です。
「そんなことやってどうするんだ」とは考えず、現状のスキルでやり遂げられそうな仕事を引き受けることで、徐々に仕事の全体像が見えるようになります。
自分でやれそうだと思ったらすかさずYesと言う癖をつけておけば、「こいつはやる気があるな」と周囲も協力的な立場を示してくれるようになります。
チームメンバーとの好循環が生まれ、あなたのスキルも着実に向上していきます。
まとめ

新人SEが成長するための3つの秘訣は以下の通りです。
- ひたすら量をこなす
- 広く浅く学習する
- 半歩を踏み出す
最後まで読んでくれてありがとワン。一緒に頑張ろうだワン!
